Apple Watch Ultra 3(アップルウォッチ ウルトラ 3)がついに登場しました。
この記事では、発売日や価格、Ultra 2との違い、Series 11との比較など、気になるポイントを徹底解説します。
結論から言うと――
- 初めてUltraシリーズを買う人にはUltra 3がおすすめ。
- Ultra 2ユーザーは買い替え必須ではないものの、ディスプレイや衛星通信の進化に魅力を感じるなら検討の余地あり。
- 普段使いが中心の方は、軽量なSeries 11の方が快適です。
本記事では以下のポイントをまとめています。
- Apple Watch Ultra 3の発売日・価格
- Ultra 2・Ultra 1との違いと進化点
- Ultra 3でできること・できないこと
- Series 11との比較(どっちを選ぶべき?)
- Ultra 3をおすすめできる人の特徴
- サイズやデザイン(ナチュラル / ブラック)の選び方
この記事を読めば、Ultra 3を「買うべきかどうか」が一目で分かります。
「Ultra 3以外のモデルも含めて比較したい」という方は、下の記事がおすすめです。

Apple Watch Ultra 3とは?【最新モデルの特徴まとめ】

Apple Watch Ultra 3は、2025年9月に登場したApple Watchの最上位モデル。
シリーズの中で唯一アウトドア・アクティビティ向けに特化したハイエンド仕様を持ち、登山・ダイビング・トレイルランニングなど、過酷な環境での使用を想定して設計されています。
主な特徴は以下の通りです。
- 49mmのチタニウムケース:頑丈で軽量、耐衝撃性能も軍用規格準拠
- 最大3,000ニトの明るさを持つ大画面ディスプレイ:Series 11を上回る視認性
- 100m耐水 + 水深40mまでのダイビング対応
- 最長42時間バッテリー(低電力モードで最大72時間)
- 衛星SOS・衛星通信に対応(Ultra 3専用)
- 「モジュラーUltra」文字盤で秒針の常時表示
Apple Watchのラインナップの中での位置づけは次のとおりです。
- SE3 → エントリーモデル(低価格・必要最低限の機能)
- Series 11 → 定番モデル(バランス重視)
- Ultra 3 → 最上位モデル(アウトドア・冒険派向け)
つまり、普段使い中心ならSeries 11、コストを抑えるならSE3、
そして「最強のApple Watch」が欲しいならUltra 3、という選び方になります。
Apple Watch Ultra 3の発売日・価格

Apple Watch Ultra 3は、2025年9月に発売されました。
公式価格は以下の通りです。
モデル | 価格(税込) | カラー |
---|---|---|
Ultra 3 (GPS + Cellular) | 129,800円〜 | ナチュラルチタニウム / ブラックチタニウム |
ポイントは、Ultra 2からわずか1,000円の値上げに留まっていること。
Appleの新モデルとしては珍しく、実質ほぼ据え置き価格です。
また、Amazonなどの販売店では2〜3%の割引に加え、ポイント還元を含めると実質7,000円前後お得に購入できます。
Apple公式よりも安く入手できるのは例年通りの傾向です。
価格面で「手が出しづらい」と感じる人も多いですが、同価格帯の高級時計と比べれば、スマートウォッチとしての機能性を考えると十分に妥当といえるでしょう。
Apple Watch Ultra 2との違いは?

Apple Watch Ultra 3は、見た目はUltra 2とほぼ同じですが、使い勝手や安心感を高める重要なアップデートが加わっています。
ここではUltra 2からの進化ポイントを整理しつつ、初代Ultraも含めた比較表で全体像をわかりやすくまとめます。
Apple Watch Ultra 1 / Ultra 2 / Ultra 3 スペック比較表
モデル | 発売年 | ケース素材 | サイズ・重量 | ディスプレイ | チップ | ストレージ | バッテリー駆動時間 | 充電速度 | 通信方式 | センサー (ハード) | 健康・ フィットネス機能 | 耐久性 | 価格 (発売時) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Ultra 1 | 2022年9月 | チタニウム (ナチュラル) | 49mm / 61.3g | 410×502px / 1,185mm² / 最大2,000ニト | S8 SiP | 32GB | 最大36時間 低電力で最大60時間 | 高速充電 約60分で80% | LTE / UMTS / GPS(L1+L5) | 高度計 / コンパス / 水深計 / 水温 / 環境光 | 心電図 / 血中酸素 / 心拍数 / 睡眠計測 | 100m耐水 / IP6X防塵 / MIL-STD 810H | 124,800円 |
Ultra 2 | 2023年9月 | チタニウム (ナチュラル / ブラック) | 49mm / 61.4–61.8g | 410×502px / 1,185mm² / 最大3,000ニト | S9 SiP | 64GB | 最大36時間 低電力で最大72時間 | 高速充電 約60分で80% | LTE / 5G / GPS(L1+L5) | 上記+ 皮膚温センサー | 上記+ 睡眠時無呼吸通知 / 周期記録 | 同上 | 128,800円 |
Ultra 3 | 2025年9月 | チタニウム (ナチュラル / ブラック) | 49mm / 61.3g | 410×502px / 約1,245mm² / 最大3,000ニト / 秒針常時表示 | S10 SiP | 64GB | 最大42時間 低電力で最大72時間 | 高速充電 約45分で80% | LTE / 5G / 衛星通信対応 | Ultra 2同等 | 同上 | 同上 | 129,800円 |
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Ultra3の4つの大きな進化ポイントを解説します。
進化ポイント① ディスプレイ大型化&常時秒針表示


Ultra 3はベゼルが細くなり、Ultra 2より約5%表示領域が拡大。
特に専用の「モジュラーウルトラ」文字盤や幾つかの文字盤で常時秒針が動くようになり、アウトドアやスポーツシーンでの視認性が大幅に向上しました。
- Ultra専用文字盤での秒針表示はシリーズモデルにはない魅力
- 夜間モードでも秒針が動くため、暗所での利用にも便利
- ディスプレイの明るさは引き続き3,000ニトで屋外でも見やすい
進化ポイント② バッテリー持ちが改善


バッテリーの駆動時間はUltra 2の36時間から42時間へ大幅延長。
低電力モードでは72時間持続し、旅行や登山などでも安心感が増しました。
- 丸2日+αの利用が可能
- 旅行や週末のアウトドアで充電なしでも安心
- Ultra 2でも十分だったが、さらに余裕が増えた
進化ポイント③ 高速充電がさらに進化


Ultra 3は充電速度が改善。
0→80%充電が60分から45分に短縮されました。
さらに、たったの15分充電で最大12時間駆動することもできます。
- 朝の支度中に短時間充電 → 1日余裕で使える
- バッテリー残量ゼロでもすぐ復帰できる安心感
進化ポイント④ 衛星SOS・通信対応


Ultra 3最大の進化が 衛星通信への対応。
電波が入らない圏外でも、以下の機能が利用可能になりました。
- 緊急SOS発信(キャリア契約なしでも利用可)
- メッセージ送信(キャリア契約必要)
- 「探す」での位置共有
登山・トレイルランニング・海外旅行など、電波が届かない環境での安心感は大幅にアップ。
まさにUltraシリーズの「冒険用Apple Watch」としての位置づけを強化しています。
まとめると
- Ultra 3の進化は「ディスプレイ」「バッテリー」「充電速度」「衛星通信」の4点が柱
- Ultra 2からの買い替えは必須ではないが、アウトドアでの安心感や利便性は確実に向上
- Ultra 1からなら明らかな性能アップ → Ultra 1に不満があるならUltra 3が最適な選択肢
Apple Watch Ultra 3でできること・できないこと


Apple Watch Ultra 3は「最強のアウトドア向けモデル」として設計されています。
日常生活で便利な機能はもちろん、極限環境にも対応できるのが大きな特徴です。
Ultra 3でできること(強み)
- 長時間バッテリー
通常使用で最大42時間、低電力モードで最大72時間。旅行や登山でも安心。 - 衛星SOS・通信
圏外でも緊急通報や位置共有が可能。冒険や災害時の最後の砦に。 - 3,000ニトの高輝度ディスプレイ
直射日光下でも視認性抜群。夜間モードにも対応。 - 耐久性・防水性能
100m耐水・40mダイビング対応・MIL規格準拠。ハードな環境でも使える。 - 正確なGPS
L1/L5デュアル周波数GPSで登山やサイクリングでも高精度。 - 安全・健康機能のフル搭載
心電図アプリ・血中酸素アプリ・睡眠記録・皮膚温測定など、Series 11同様の最新機能を網羅。 - サイレン機能
緊急時に約86デシベルで周囲に知らせられる。
Ultra 3でできないこと(弱み・注意点)
- サイズが大きく重い(49mm・約62g)
手首が細い人やフォーマルな服装には合わないことも。 - 素材・カラーの選択肢が少ない
チタニウムのみ(ナチュラル / ブラック)。アルミやステンレスは選べない。 - 価格が高い
129,800円〜と、Series 11やSE 3に比べると2倍以上の価格帯。 - 普段使いにはオーバースペックな場面も
日常利用だけならSeries 11の方が軽量でスマート。
Apple Watch Series 11との違いは?どっちを選ぶ?


Apple Watch Ultra 3とSeries 11は、同じ最新世代のApple Watchでありながら用途やターゲットが大きく異なります。
ここでは両者の違いをわかりやすく整理しました。
Ultra 3 vs Series 11 違い比較表
比較ポイント | Apple Watch Ultra 3 | Apple Watch Series 11 |
---|---|---|
サイズ・ デザイン | 49mmのみ、 厚さ14.4mm、 堅牢でアウトドア仕様 | 42mm / 46mm、 厚さ9.7mm、 薄型で軽量 |
素材・カラー | チタニウム ナチュラル / ブラック | アルミ / チタニウム、 カラバリ豊富 |
ディスプレイ | 最大3,000ニト ベゼル狭く大画面 | 最大2,000ニト コンパクトながら見やすい |
バッテリー 駆動時間 | 最大42時間 低電力モード 72時間 | 最大24時間 低電力モード 36時間 |
充電性能 | 0→80%まで 約45分、 15分で12時間駆動 | 0→80%まで 約30分、 15分で12時間駆動 |
耐久性 | 100m耐水、 防塵IP6X、 MIL規格準拠 | 50m耐水、 防塵IP6X、 |
通信機能 | 5G LTE + 衛星SOS対応 | 5G LTE対応 (セルラーのみ) |
重量 | 約62g | 37.8g (アルミGPSモデル) |
価格帯 | 129,800円〜 | 64,800円〜 |
デザイン・サイズの違い


Series 11は薄く軽いため、普段使い・ビジネス・フォーマルシーンに自然に溶け込みます。
一方Ultra 3は49mmの大型ボディでアウトドア寄りのデザイン。
シャツの袖に収まりにくく、日常使いではやや主張が強い印象です。



とはいえ、この存在感のあるデザインが好きでUltraを普段使いしている人もたくさんいます。
バッテリー・充電の違い


Series 11は基本的に毎日充電が必要ですが、Ultra 3は丸2日以上(最大42時間)持つため旅行やアウトドアでも安心。
さらにUltra 3は高速充電性能が強化され、15分充電で12時間駆動できるのも大きな魅力です。
機能面の違い


Ultra 3は衛星SOS通信に対応しており、電波圏外でも緊急通報や位置共有が可能。
登山やキャンプなどの「もしもの時」に強い安心感があります。
耐久性能も格段に高く、100m耐水・MIL規格準拠とタフさはSeries 11を大きく上回ります。
価格と選び方
価格差は約2倍ありますが、用途次第で価値は大きく変わります。
- 普段使い中心
→ Series 11(軽量・豊富なカラー・低価格) - アウトドアや長時間駆動が必須
→ Ultra 3(タフ・バッテリー長持ち・衛星通信対応)



両者は同じ「Apple Watch最新世代」でも、ターゲットがまったく異なるため、ライフスタイルで選ぶのが正解です。
Series 11について詳しく知りたいひとは下記の記事を参考にしてみてください。


Apple Watch Ultra 3はどんな人におすすめ?買うべきか?


Apple Watch Ultra 3はSeries 11やSE3と比べても高価格帯のモデルです。
そのため、買ってから後悔しないために「自分に必要か?」を見極めることが大切です。
ここでは、どんな人に向いているのかを整理しました。
Ultra 3がおすすめな人
- アウトドア・アクティビティ派
登山、トレイルラン、ダイビングなどで安心できる100m耐水・MIL規格準拠の耐久性
電波圏外でも使える衛星SOS機能が心強い - 旅行や出張が多い人
バッテリーが最大42時間持つため、充電器を忘れても安心
高速充電で15分あれば12時間駆動できるので移動中でも対応可能 - Series 11では物足りない人
大画面+3,000ニトの明るいディスプレイで屋外でも視認性抜群
「モジュラーUltra」文字盤で秒針常時表示が可能 - ガジェット好き・最新機能を体験したい人
最新チップ搭載によるスムーズな操作
Apple Watchの最高峰モデルを持つ満足感
Ultra 2からの買い替えは?


Ultra 2を使っている人にとっては、進化点は以下の通りです。
- バッテリー駆動時間が36時間 → 42時間に延長
- 秒針の常時表示に対応(モジュラーUltra文字盤)
- 衛星通信が追加(衛星経由の緊急SOSが可能に)
ただし、大きなデザイン変更はなく、必須レベルの進化ではないのも事実です。
そのため「アウトドア利用が多い」「常時秒針表示や衛星通信に強く魅力を感じる」人なら買い替え価値ありですが、Ultra 2で満足している人はそのままでも十分です。
初めてUltraシリーズを買う人は?
初めてUltraシリーズを購入するなら、間違いなくUltra 3が後悔しない選択です。
理由は以下の通りです。
- 最新機能を長期間安心して使える
- アウトドアや日常利用の両面で完成度が高い
- 中古・整備済み品でUltra 2を選ぶよりも、長期的に見てコスパが良い
結論として、Apple Watch Ultra 3は「普段使い中心の人」にはオーバースペックですが、アウトドア派・旅行好き・バッテリー重視・最新機能を求める人には最適なモデルです。
Apple Watch Ultra 3のサイズ・デザイン選び
Apple Watch Ultra 3は、49mmのワンサイズのみ。
Series 11やSE 3のように大小複数のサイズから選べるわけではありません。
そのため、購入時に迷うポイントはケースカラー(ナチュラルチタニウム or ブラックチタニウム)になります。
ナチュラルチタニウム


- Apple Watch Ultraの定番色で、初代から続くカラー
- チタン素材の質感がそのまま活きるため、高級感とアウトドア感を両立
- エルメスコラボのUltra 3モデルはナチュラルのみ対応 → バンドの選択肢が広い
- ブラック系のバンドとも相性が良く、幅広いコーディネートに対応可能



特に「純正バンドを楽しみたい」「エルメスバンドを検討している」方にはナチュラルがおすすめです。
ブラックチタニウム


- Ultra 2から追加されたカラーで、より精悍で引き締まった印象
- 黒やダークカラーのバンドとの統一感が抜群
- ベゼルが目立ちにくいため、ディスプレイが引き締まって見える
- フォーマルシーンでも比較的合わせやすく、Series系に近い落ち着いた印象に



「シックな見た目が好き」「普段使いで派手さを抑えたい」方にはブラックがおすすめです。
選び方のポイント
- ナチュラル:高級感・バンドの互換性・アウトドア感を重視
- ブラック:精悍さ・日常のファッション性・落ち着いた印象を重視
まとめ:Apple Watch Ultra 3の評価と選び方


Apple Watch Ultra 3は、シリーズ中もっともタフで長時間使える万能モデルです。
アウトドアやスポーツを本格的に楽しむ人はもちろん、旅行や出張で充電を気にせず使いたい人にも安心感を与えてくれます。
一方で、デザインは大ぶりで価格も高いため、日常使いのスマートさやファッション性を重視するならSeries 11の方が快適。
通知やフィットネス中心のライトユーザーならSE3でも十分です。
つまり、
- 冒険やアウトドア → Apple Watch Ultra 3
- 毎日の仕事や生活のバランス → Apple Watch Series 11
- コスパ重視で基本機能だけあれば良い → Apple Watch SE 3
このように整理すると、自分に最適なモデルが見えてきます。
ぜひ参考にしてみてください。
「Ultra 3以外のモデルも含めて比較したい」という方は、下の記事がおすすめです。

