スマートウォッチの中でもダントツの人気と知名度を誇るApple Watch(アップルウォッチ)。
「アップルウォッチってApple製品だけど、Androidでは使えないの?」
と思ったことがある人もいるのではないでしょうか。
さっそく結論を言ってしまえば、
2024年の時点ではAndroidユーザーの方は基本的にApple Watchを使うことができません。
また、今の所は今後使えるようになるという予定もありません。
この記事では、それでもApple Watchが使いたいAndroidユーザーのために、できるだけ現実的な対処法を4つご紹介します!
Apple WatchにはiPhoneが必須!
まず、改めて、2024年の時点ではAndroidユーザーの方は基本的にApple Watchを使うことができません。
なぜなら、Apple Watchは購入後最初に必ずiPhoneとペアリングしないといけません。
そのため、Apple Watchを使うにはiPhoneが必須になるのです。
つまり、Apple Watchを使いたいのであれば、基本的にはiPhoneに買い換えるしかないのが現状です。
ちなみに、最初の設定の為だけに人から借りたiPhoneを使ってペアリングしようと考える人もいるかも知れませんが、やめた方がいいです。
Apple WatchとペアリングしたiPhoneが紐付いた状態になるので、借りたiPhoneの通知がApple Watchに届いたり、再びiPhoneで設定が必要になったりした時などに非常に面倒なことになります。
どうしても使いたい、って人は次の4つの対処法を検討してみて
AndroidユーザーがApple Watchを使うための対処法4選
AndroidのスマートフォンがApple Watchに対応していないこと、そして使用するにはiPhoneが必要なことは理解していただけたかと思います。
ここからは、それでもどうしてもApple Watchを使いたい人のために、できるだけ現実的な対処法を4つ提案&解説します。
- ファミリー共有機能を使う
- AndroidとiPhoneの2台持ち
- iPhoneに買い換える
- 他社のスマートウォッチを検討する
順番に見ていきましょう!
ファミリー共有機能を使う
Apple Watchには、「ファミリー共有」と呼ばれる機能があります。
これは、1つのApple IDに家族のApple IDを関連付けることができる機能のこと。
つまり、「ファミリー共有」を利用すると、自分がiPhoneを持っていなくても、家族のiPhoneでApple Watchを使用できるようになります。
本来、子供やおじいちゃん・おばあちゃんの見守り的な役割で使われる機能ですが、家族でiPhoneを使っている人がいれば、この方法でiPhoneを携帯しなくてもApple Watch単体で持ち歩くことが可能になります。
ただし、ファミリー共有ではAndroidスマホとの連携は不可。また、Apple WatchはGPSモデルよりも高く、単体でも通信が可能なセルラーモデルを購入する必要があります。
また、セルラーでも、ファミリー共有に対応している通信キャリアを選びましょう。
単体でネット通信・電話通話できるようになりますが、下記のようにいくつかの健康機能も制限されてしまうため、身内にiPhoneを持っている人は実現はしやすいですが、正直おすすめ度としては低めです。
- ファミリー共有で制限される機能
-
服薬、呼吸数、不規則な心拍の通知、心電図、心房細動履歴、周期記録、睡眠、手首皮膚温、血中酸素ウェルネス、歩行安定性、オーディオブック、Remote、News、ショートカット、ダブルタップジェスチャ
家族のiPhoneを使うことになるからプライバシーの面でも色々ややこしくなりそうですね。
AndroidとiPhoneの2台持ち
どうしてもAndroidは買い替えたくないという場合は、思い切ってAndroidとiPhoneの2台持ちにする方法もあります。
この場合、メインのスマホをAndroidにし、Apple Watchを使うためにサブでiPhoneを所持するという形になります。
2024年4月現在、Apple Watchに対応しているiPhoneは以下の通り。
Apple Watch のモデル | 対応モデルの iPhone | 対応バージョンの iOS | 対応バージョンの watchOS |
---|---|---|---|
Ultra 2 | iPhone XS 以降 | iOS 17 以降 | watchOS 10 以降 |
Series 9 | iPhone XS 以降 | iOS 17 以降 | watchOS 10 以降 |
Ultra | iPhone 8 以降 | iOS 16 以降* | watchOS 9 以降** |
SE (第 2 世代) | iPhone 8 以降 | iOS 16 以降* | watchOS 9 以降** |
Series 8 | iPhone 8 以降 | iOS 16 以降* | watchOS 9 以降** |
SE (第 1 世代) | iPhone 6s 以降 | iOS 14 以降* | watchOS 7 以降** |
** watchOS 10 にアップデートするには、iOS 17 以降を搭載した iPhone XS 以降が必要です。
WatchOSを最新の状態で使うことも考えると、iPhoneXS以降のモデルを購入するのが現実的です。
ただし、iPhoneを所持するということは、当然毎月の通信費を払う必要が出てくるので、ある程度のランニングコストがかかることは覚悟が必要です。
毎月の通信費を抑える方法としては、格安SIMを使えばランニングコストを最低限に抑えることができます。
注意点として、セルラーモデルでApple Watchを単体で使いたいと考えている場合は、セルラーのオプション契約と同じキャリアでiPhoneの通信費を払わないといけません。その場合、格安SIMは使えないので注意しましょう。
Androidスマホを使い続けながらApple Watchを使うには、いちばん現実的な方法かな。
iPhoneに買い換える
Apple Watchを使うために一番安全な方法は、素直にiPhoneに買い換えてしまうことです。
当然ながら買い換えてさえしまえば、何のストレスもなくApple Watchの持つすべての機能を最大限に活用できます。
デメリットとしては、やはりiPhoneまで買わないといけないので費用がかかってしまうところ。
ただ、ちょうどスマホの買い替えを検討しているタイミングであれば、iPhoneに乗り換える絶好の機会とも言えます。
「AndroidとiPhoneの2台持ち」の項目でも述べたように、iPhoneXS以降の機種であれば最新のOSのApple Watchを使うことができるので、コストを抑えたいのであれば中古のiPhoneを検討するのも一つの手段です。
新品に拘らないのであれば、iPhoneXSよりも新しくて状態の良い中古のiPhoneも結構出回ってますよ!
他社のスマートウォッチを検討する
Apple Watchが欲しいけど、Androidは使い続けたいという方には、いっそのこと他社のスマートウォッチを検討するという方法もあります。
特にWear OSを搭載したスマートウォッチは、Androidと同じGoogleが開発しているので、Androidデバイスとの親和性が高く、Apple Watchに負けないくらい豊富な機能を揃えています。
また、Androidユーザー向けに特化したアプリやサービスも利用できるため、Apple Watch以外の選択肢として検討する価値があります。
まとめ
この記事では、Apple WatchはAndroidで使えるのか?どうかと、その対処法について解説しました。
基本的にAndroidのスマートフォンを使っている人はApple Watchを使うことができませんが、どうしてもApple Watchが使いたい!という人は、是非この投稿で紹介した対処法を検討してみてください!
- ファミリー共有機能を使う
- AndroidとiPhoneの2台持ち
- iPhoneに買い換える
- 他社のスマートウォッチを検討する
最近では、Apple Watch以外にも優れた機能を備えたスマートウォッチも登場してきているので、Androidのスマートフォンを使うことにこだわるのであれば、Wear OSを搭載したスマートウォッチも選択肢の一つに加えてみても良いでしょう。